Beyond The Limit

はじまりは2001年

私が面接をする時に聞いていること

面接で聞く内容・聞きたい内容ってその人の経歴次第なところもあるので、人によって聞いたり聞かなかったりしますが、こんなことを聞いたりしています。 質問一つとっても面接って正解がないと思うので、常に模索中です。 ※自分への備忘録的な意味もあり記事にしました

会社を辞めようと思う時はどんな時、どんな場面ですか?

仕事を辞めるって大きな選択肢だと思うので、そんな大きな選択肢を選ぶ時ってどういう時なんだろうというのを知りたいからです。

なぜ今の会社を辞めようと思うのですか?

当たり前と言えば当たり前なんですが、確認という意味もあり。

その中で気になること、例えばちょっと歯切れの悪い表現だったり、そういうのがあると掘り下げて聞いています。 深掘りすることで矛盾をつきたいとかボロを出させたいわけではなくて「何でそうなの」を聞きたいからです。

どんな組織ならフィットしますか?逆にフィットしないのはどんな組織ですか?

カルチャーフィットだったり、仕事の進め方のマッチ具合という観点で聞いてます。

現職年収と希望年収を教えてください

聞かないといけないことなので聞いているのですが、例えば現職年収に対して希望年収の差があると、その理由を聞いています。

例えば現職と希望に対して、大きな差(数十万円以上)があるとすると、なぜ年収がアップするのかの根拠を聞きます。 "いくら出すか"を判断するのは経営側ですが、人事として採用担当として聞くようにしています。

その根拠が何もなければ正直あんまり印象が良くないし、ちゃんと何らかの理由や根拠にがあれば、しっかり考えてるなと思います。

個人的なNGパターンだと・・・

  • (その人の能力は置いといて)市場感覚としてxxx万円だから
  • 今がxxx万円なので上がらなければ転職する意味がないから

個人的なOKパターンだと・・・

  • 自分の経験と市場感を掛け合わせるとxxx万円が妥当なラインかなと思っています、それは自分の経験として〜があって、〜という理由で〜
  • 前職はyyy万円で現職はxxx万円だった、(理由)があって下げたのでyyy万円に戻したい
  • 〜のスキルに加えて独学で〜を身に付けた、〜も任せて欲しいのでxxx万円欲しい

これもボロを出させるとかではなくて、その年収の根拠を聞きたいという意図があります。 とはいえ実際に年収の根拠って、その会社が出せるかどうか・出すかどうか、というのが大きいというのが個人的な所感です。 会社によってはグレード・等級で年収幅が厳格に決まっていたり、グレード要件を満たしているかというのもあります。 しかし一番大事なのは、本人がどう考えているか・それを他人に説明できるかです。

現状維持か現状プラスアルファ程度という答えが返ってきた場合、それを自社のグレード・等級とその人の経験などに照らし合わせてみて、違和感がなければ突っ込んで話はしません。

どんな人が上司だったらやりやすいですか?

若手の方に聞いています、縁があって入社となった場合に上司となる人への情報共有にもなります。


人事・採用担当ということもあり、技術的な所については私はあまり突っ込んで聞かず、各部門の面接担当者に深いところは任せています。

転職は試験ではなく、マッチングの一種だと私は考えています。 なので、同じ会社に複数回応募して何度落ちたとしても、いつか合格する日が来るかもしれません。 逆にタイミングを逃すと入れなくなる会社もあるかもしれません。