Beyond The Limit

はじまりは2001年

「わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス」を読んだ

わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス〈アクセス解析・Webマーケティング入門〉

わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス〈アクセス解析・Webマーケティング入門〉

漫画・イラストが適度に盛り込んであって、とっても分かりやすかった。 GAほんのちょっとしか触っていないので、用語の理解もできたし、初心者向けにはとても良い本でした。

以下は自分用のメモ。

GA用語

  • ユーザー

    • サイトへやってきた訪問人数のこと
    • ユニークユーザーのこと
    • 100人がサイトを訪問したら100ユーザー
  • セッション(訪問数/略称:ss)

    • サイトへやってきた訪問回数のこと
    • 1ユーザー/2セッションの場合は1人のユーザーが2回訪問してきたということ
    • Aさんが朝に訪問して離脱、その後の夜に訪問して離脱したた場合は1ユーザー、2セッションとなる
  • ページビュー

    • 閲覧したページ数
  • セッション計測の考え方

    • サイト訪問→離脱→再度サイト訪問:2セッション
    • サイト訪問→サイト内の別のページを見る:1セッション
    • サイト訪問→サイト内の別ページを見る→30分操作なし(PCから離れた等)→再度サイト内の別ページを見る:2セッション
      • サイト滞在中の累計時間は関係なく、行動の間隔が30分を超えるかどうかが判断軸
    • サイト訪問→10分経過→日付が変わる→別ページを見る:2セッション
      • 日付が変わると新しいセッションとして計測される
    • サイトA訪問→ページXを見る→別のサイトBからサイトAのページYを開く:2セッション
      • 参照元が外部サイトだった場合も別セッションとして計測される
    • セッションの30分間隔という設定は変更が可能だが、基本は変更しなくてよし
  • 閲覧開始数

    • そのページが最初の訪問ページになった回数
    • ランディングページになった回数
  • 参照元

    • Organic
    • referral
      • 参照元
      • abc.com / referral:abc.com経由で流入してきたということ
    • (direct) / (none)
      • メルマガ、アプリ、お気に入り、QRコードhttpsページにあるhttpページへのリンク、GAが参照元情報を取得できなかった場合など
      • ノーリファラーと呼ぶこともある
  • 直帰率

    • ランディングページから別のページへ遷移しなかったことの割合
    • 直帰したセッション数 ÷ 閲覧開始数(ランディング数) = 直帰率
      • セッション1:ページA→ページB、セッション2:ページA→直帰、この場合は直帰率が50%
  • 離脱率
    • そのページが離脱の最後のページになったことの割合
      • ページA→ページB→離脱
      • ページB→離脱
      • ページAは離脱数0/離脱率0%、ページBは離脱数2/離脱率100%、いずれもページBが離脱元になる
  • 平均直帰率

    • コンテンツサイト:40〜60%
    • ブログ:70〜90%
    • 広告のクリック先ページ:70〜90%
    • サービスサイト:10〜30%
  • ディメンションと指標

    • ディメンション:分析区分(切り口)のこと
    • 指標:知りたい数値のこと
      • ユーザー、セッション、直帰率など
    • 直帰率」に対して「デバイス」ごとに分析をするなど
    • よく使うディメンション
      • ユーザータイプ(新規/リピーター)、参照元/メディア、SNS、デバイス(PC/スマホ)、ブラウザの種類、国/地域
  • GAのサンプリング

    • データ量が多すぎる場合、GAが自動でサンプリングして表示することがある
    • 例えば行動→概要→右側ページにあるサマリーの横の盾マークの色で変わる
      • 緑:サンプリングなし
      • 黄:サンプリングあり
        • 大規模データを正確に扱いたい場合はGoogleAnalytics360(有償)を利用する
        • 50万セッションまではサンプリングが発生しない

分析

  • 基本として全体から詳細へ見ていく

    • 集客→概要で全体集客のサマリーが見られる
  • セカンダリディメンション

    • 指標:ユーザー数、ディメンション:ユーザータイプ(新規・リピーター)だった場合
      • ユーザータイプの新規・リピーターそれぞれの中で区切る
  • 参照元の見抜き方

    • 流入が多い
    • 流入が少ないものの、CVRが多い
  • 検索キーワード確認

    • 集客→キャンペーン→オーガニック検索キーワード、ここから検索流入元のキーワードを確認出来る
    • not provided:検索エンジンの通信暗号化・SSL化により中身が見られない
    • not set:原因不明でGAが取得できなかったキーワード
  • 流入予測

    • 検索ボリューム(キーワードからのボリューム) × 平均掲載順位のクリック率 = 検索エンジンからの流入
    • ボリュームはアドワーズキーワードプランナーを利用すれば予測が出てくる
    • 平均掲載順位クリック率は 1位:21.2%、2位:10.65%、3位:7.57%となる
    • ボリュームが1万、掲載順位が3位の場合は約757クリックが発生することになる
      • キーワードは単一ではなく、一部文言を変えた場合なども考慮して合算する
  • SNSほか

    • Twitter Card validator
      • Twitterでシェアした際にOGPが正しく表示されるかどうかチェックするツール
    • Facebookシェアデバッガー
      • Facebookでシェアした際にOGPが正しく表示されるかどうかチェックするツール
    • Campaign URL Builder
      • キャンペーン用の専用URL(GAで分析可能)が作成できる
      • メールのリンククリック→direct/noneになるところをキャンペーン名"mail promo"などにできる
        • データの確認は集客→キャンペーンから
  • 滞在時間

    • 一般的に読者は10秒で離脱するかどうか判断する
      • 滞在時間が10秒を超えたかどうかが一つの判断軸となる