セールスエンジニアという役割で半年仕事をしてみて
こんにちは、はてなのMackerelチームでセールスエンジニアをしているid:sharataniです。 本日ははてなデベロッパーアドベントカレンダーの一環として記事を書きました、昨日はid:astjさんです。
実ははてなではセールスエンジニアという職種は私しかおらず、この職種での採用も初めてだったそうです。
セールスエンジニアといっても業界によって趣が異なるところもあり、会社によっても呼称が様々だったりするようです。 最近参加している勉強会でもその話題が出てくることもあり、会社によってはエバンジェリスト・セキュリティアーキテクト・システムアーキテクト等の呼称で採用をしているところもあるようです。
私自身もあまり馴染みが無かったこともあり、どんな仕事をしているのか(私の場合となりますが)ご紹介させていただきます。
セールスエンジニアとは
"セールスエンジニアとは"で検索してみたところ、いくつか記事が見つかりました。
セールスエンジニアとは、どんな仕事?|エンジャパンの転職大辞典|エン転職
プリセールス・セールスエンジニアの仕事内容とは。働き方から平均年収、未経験からの就職のコツまで解説! | 職種図鑑 |転職@type
セールスエンジニア | 大学・学部・資格情報 | Benesse マナビジョン
セールス+エンジニア=セールスエンジニア、なのでセールスのことも理解しつつ、エンジニア的なことも理解をしなければいけません。 エンジニアがそうであるように、セールスと一言で表現しても幅が広く、奥も深いものです。
セールス・エンジニア両方の視点を持った上で仕事をしないといけないのですが、仕事の幅が広い分やること・やらないといけないこと・やった方がいいことは多岐に渡ります。 むしろ"やらなくていいこと"というのはあまり無いと感じています。
具体的にどんなことをしているのか
私が入社したのは半年前になりますが、この半年でこんな仕事をしてきました。
- セールス
- お客様訪問
- お客様先でのハンズオンや説明会の実施
- マーケティング
- イベント
- Mackerelミートアップやドリンクアップの実施
- 実施会場の選定・提供企業様との調整・登壇者様への依頼、その他細かいこと
- イベント結果のまとめ
- Mackerelのフィードバック・サポート
- 弊社のサポート部やMackerelの開発メンバーと協力して対応しています
- Mackerelヘルプの更新
- フィードバックや質問の内容から問い合わせ傾向を把握し、ヘルプの更新をします
- Mackerelの検証作業
- 新しい機能が出た時やサポート宛に問い合わせをいただく中で検証作業を行います
タイミングによっては1週間のうち毎日どこかに出かけてMackerelの話をすることもありますし、日に2〜3件ほどお客様訪問をする時もあります。 もちろん一つのことに集中して仕事をすることもありますが、足を動かしつつ、手を動かしつつ、頭で考えつつ、色々なものが同時に進行していきます。
どんな仕事でも求められることだとは思いますが、複数のことを並行して処理を進めることやバランス感覚がとても大事です。 そしてセールス・マーケティングを行う上での技術に関する下地も大切なので、日々の勉強を継続することも欠かせません。
こうやって書いてみるといわゆる"何でも屋"的な側面もあるように思いますが、技術に興味がある・技術が好き・ITが好き・色々なことをやってみたいという人にとっては向いている仕事なのかもしれません。 Mackerelの提案・サポート・ヘルプの更新はエンジニア職や技術職の経験が無いと難しいですし、何よりも技術に対する興味がなければ務まりません。 セールスエンジニアという職種の"エンジニア"部分はある程度の技術的な基盤・下地がないと難しい仕事だなと感じた半年でもありました。
セールスエンジニアに必要なもの
セールスエンジニアとはどんな仕事なのか、私の場合は具体的にどんな仕事をしているのかを簡単に書いてみました。 最後にセールスエンジニアに必要なものとして、技術力・提案力・推進力もそうですが、一番は"プロダクトに対する愛"ではないかなと思います。
プロダクトに対する愛というのは人それぞれだと思いますが、かつて運用周りの仕事をしていた際、モニタリング周りで苦労をしていました。 当時苦労したという自分の経験からも「Mackerelはこんなに簡単にインストールが出来て、キレイなグラフが表示されて設定も簡単で日本語のヘルプもあってとても便利に使える、知らない人には知って欲しいし、苦労をしている人には楽になって欲しい。」と思っています。 この過去の経験とMackerelの良さがプロダクトへの愛にもつながっていますし、この仕事をやってみたいという入社への動機にもつながりました。
最後に
いわゆるフィードバック・サポートへの問い合わせというと、要望や質問を書いて送信することが多いと思います。 しかし、この半年を通じてサービスを利用することで従来と比較して楽になった・助かった・良かったということも一つのありがたいフィードバックであり、サービスを提供している人への応援メッセージだということがよく分かりました。
改めて自分自身が利用している他の素晴らしいWEBサービスにも、そのようにサービスの良い点・助かった点などをフィードバックとして送信しようと思うようになりました。
明日は同じMackerelチームのアプリケーションエンジニアでもある、id:stefafafanが担当です。(社内では隣の席です)