Beyond The Limit

はじまりは2001年

もうじき会社を辞める話

おおよそ2年ほど勤めた会社を辞めて、6月より新しい環境で頑張ることとなりました。
先日上司にその旨を伝えたところ、快く送り出してもらえることとなり、前途を祝福してくれました。
 
理由は自分の進みたい方向と会社の方向性や将来にズレがあるというのが正直なところです。
こう書くとバンド解散の理由の音楽性の違いや性格の不一致による離婚、そういったのに近いものを感じます。
離婚経験者としては、離婚と退職ってのは意外と近いように感じたりもします。
 
今の会社は広い意味でインターネット業界に存在していて、特定のEC分野ではトップの位置にあると思っています。
トップランナーであるからこその学べること、得られるもの、できること、環境など学ぶべきことの多い会社でした。
自分の変な経歴(たまに面白いと言ってもらえる)を見て、採用にゴーサインを出してくれた社長、当時の部長、リーダーには2年経った今でも感謝をしています。
この2年で会社に対して、多少の貢献はできたかなと個人的には思っています。
 
たとえば、開発担当者がサービス企画も兼務していたプロダクトの担当者に任命され、そこそこの結果を残したり。
毎年やっているイベントにちょっとアクセントを利かせてみたり。
整備されていない運用業務にちょっと手を突っ込んでフローとドキュメントをまとめてみたり。
などなど、この2年で自分にできることは結構がんばりました。
 
数ある社歴の中でもインターネット業界というのは初めてだったこと、前職で色々なものを見てきたこともあり、自分なりのポリシーを持って頑張りました。
その結果、会社を退職しても交流がある人たちと出会えたり、所属している企業グループの中でも会社を超えた横つながりが出来たり、社長にちょっと近いところで仕事ができたりと良いことや思い出に残ることがたくさんでした。
 
 
6月より入社する会社さんですが、自分自身が昔から知っている、面白い会社です。
ダメ元で応募してみたら、応募した職種とは別の職種で「どうですか?」とご提案をいただき、そのまま書類選考から面接へと進んでいきました。
その後、内定をいただきまして今に至るわけですが、正直な話をすると今でも内定をもらったのが夢のような話で信じられません。
なんというか、エンジニアとして働いてきた中で溜め込んできた運を全部使い果たした感じ。
気持ち的にも「私でいいんですか?」ではなくて、内定をいただいて応諾したからには「全力+αで頑張ります」という感覚です。
 
周りが優秀な人しかいない環境で、自分がどこまで頑張れるか、還元できるか、周りに良い影響を与えることができるか、自分らしさを活かせることが出来るか・・・などなど、不安と期待と恐怖が入り混じった日々をすごしています。
とは言っても、頑張るしかないし、恐れがあるからこそ謙虚にいけるかなとも思います。
 
なので、入社までのこの期間、最後の大仕事である引継ぎをしつつ、家に帰ってからはGitやサーバーの運用管理周り、担当するプロダクトについて、マーケティングについて勉強を続けています。
 
正直大変だけど、自発的に動いていることもあるし、興味があった分野だし、憧れの会社だったの意外と苦ではありません。
「やること多いなー、大変だなー、でも頑張ろうっと。」みたいな感じ、やることが多いというのは、自分の中でやりたいことが多いということの裏返しのような気もします。
 
そんなわけで、もう残り1ヶ月半ほどですが、いろいろと頑張りたいと思います。